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偽武装錬金ファイルNo.008 ゴットフューチャー



ありえないものを写す。

偽武装錬金ファイルNo.008
ゴットフューチャー

○核鉄シリアルナンバー LVII(57)
○創造者 写楽旋輪
○形状 従軍記者
○メインカラー 鴇色 トマトレッド
○特性 ・未来予知。
       ・1体の従軍記者(自動人形)と2つのカメラで『予知の写真』を作成。

      従軍記者側のカメラは撮影対象の『未来の姿』を出力する。(一度目の撮影)
      未来の姿とは対象が撮影後最初に発動する

     (1)武装錬金特性
     (2)ホムンクルスの、基盤となった動植物の能力

      のいずれか片方。(指定可能)。
       ・予知の写真は創造者が実際に撮影(二度目の撮影)した(1)または(2)の場面を過去(一度目の撮影時点)に
      おける従軍記者のカメラに転送するコトによって出力される。
       ・そのため二度目の撮影は回避不可。一度目の撮影時点において『二度目の撮影』をする未来が確定しているた
      め創造者は対象を視認しうる(対象からは視認されうる)座標への移動を余儀なくされる。
       ・移動は地球の裏側に逃げても発生。カメラのみのタイマー撮影も不可。創造者は予知の場面が来た瞬間、かな
      らず対象の間近に映されその指でシャッターを切らされる。
       ・言い換えれば『二度目の撮影』が終わるまで創造者の生命は保護される。戦士長級の奥義が炸裂しても、死な
      ない。破壊不能のガジェットとして攻防に応用可能。

       ・移動先は創造者が無意識に思い描く『ベストな撮影の位置』を基本とするが、変更も可能。右から撮ると念じれば
      右に飛び、やはり左からと絵図を変えれば左へ行く。カメラワークに熟達すればするほど予想外の方向からの『撮
      影』が可能となり移動先にも幅が出る。
       ・移動は実質ワープ状態のため攻撃回避にも使用可能だが、『二度目の撮影』に移行しつつある期間は一瞬のた
      めゴットフューチャー単体では3回以上の軌道修正は実務上困難。
       ・移動中はほぼワープ状態。撮影対象を後方の味方に設定→創造者が敵の前へ行く→攻撃される→後方で特性
      を使わせる→攻撃回避。といった芸当も可能。

       ・一度目の撮影から写真出力までの間に従軍記者側のカメラが破壊された場合、撮影の未来は撤回される。

○特徴 ・従軍記者の自動人形それ自体に戦闘力はないが、創造者の精神の搭載は訓練次第で可能。

○作者メモ
・ゴットはロックマンでよく見る単語。「未来を得た」。
・虹封じ破り用ガジェット。当初は知識から見抜く案だった名残りで従軍記者に。実質はカメラが本体。
・ただ未来が写せるだけでは強すぎるので創造者が直接対象の近くへ行くリスクを設定。
・そのリスクが、ワープが、最後ああいう作用をもたらしたのは……想定外。
・『近くに飛んでしまう』ではなく『近くに飛べるんだラッキー』。本人の中ではそうだった。
・未知の情報にすこぶる弱い輪が自分を補うため発動した能力。未来を知れたらもっと効率よく命を賭けられるのになあ
 という想いも多分に混じっていた。
・ゲームの零やってるとフラッシュは攻撃。ただの攻撃。
・作劇における『予知』の猛威を知らしめた武装錬金。多人数をアドリブで動かしてるとき出していいもんじゃないよコレ。

・仕組みの方は割りと単純なので、総角verも同様の予知が可能。ただし瞬間移動先の選定にはカメラワークのセンスが
 必要とされるため、輪ほどは切り替えられない。ただし総角は敵の眼前に飛ばされても刀一本あれば問題なく対応できる
 ため、予知は実質、ノーリスク。しかも彼は『リトミックQ.T.E』との併用も可能。
・以降、追記。
・敵対特性は『ゴットフューチャー継続不可能』に陥った瞬間を念写。念写された場面の回避は不可能。例えば国道でダン
 プに激突する輪が念写された場合、どれほど国道から遠ざかろうとしても『強風で飛ばされる』『美紅舞が国道の方でか
 つてない大苦戦をしているのを知る』といった『押し戻す事象』が発生。世界全体が輪を残酷な結末めがけ運ぶ蠕動を打
 つのだ。
・なお、ゴットフューチャー継続不可能イコール輪の死ではないが(武装解除級の重傷は確定)、死に憧れる輪は自分の終
 わりを意図的に早合点する。
・要するに、いつも通り。
・確定した終末の未来をどう使えば全体の勝利に結びつくかそれだけを考えるので、無銘は、『殺せても、勝てない』。輪は
 震える山のガンタンクだが、敵対特性を浴びた時のみグフカスタムになるのだ。
・写真慣れしているため、一葉から引き出せる情報は無銘より多い。ちょっとした情景から思わぬ策謀を捻出する。死を享
 け入れた全体主義者の発想は時として忍びをも凌駕する)

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