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偽武装錬金ファイルNo.012 プラチナサクロス



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偽武装錬金ファイルNo.012
プラチナサクロス

○核鉄シリアルナンバー LXIV(64)
○創造者 月吠夜クロス
○形状 スターストリークミサイル
○メインカラー モスグリーン プラチナ
○特性 ・一定範囲内内に存在する武装錬金の特性複製。
       ・本体は照準誘導装置付き三連ランチャー。羽根付きミサイルを放つ。
       ・ミサイルの爆風はそれ自体が創造者の無意識と直結したVED(Vital Energy Decrease)シーカー。着弾によ
      る生命力減衰がみられない場合、自動(オート)で特性を発動する。
       ・ミサイルの破片のうち最大の物は、それを中心とする周囲5m圏内に存在する総ての

      (A)武装錬金
      (B)創造者
      (C)創造者のDNA含有物(1Gの標準状態で単体質量10グラム以上のもの)

      のうち1つを無作為に選定。『その武装錬金』の特性を一度の複製につき一度だけ使用できる。      
       ・複製した特性の発動条件は本家に準ずる。(クロムクレイドルトゥグレイヴ→創傷作成で発動。ソードサムライX
      →エネルギー攻撃に当てる、など)

       ・複製できる物は『特性』のみ。『特徴』……つまりエンゼル御前の自動人形やアリスインワンダーランドの霧といっ
      た副次的な効能は複製不可。

○特徴 ・創造者は総ての破片を4mまで無線誘導可能。直視や接触を要する特性の補助とする。
       ・無作為の特性ゆえギャンブル要素の強い特性。ただし複製条件(B)と(C)により未知の特性を複製する場合も
      あり、そこに関してだけは総角以上の『当たれば、大きい』。
       ・反面逆に爆発近郊の味方の武装錬金を吐露する場合もあるため、使いどころの難しい能力。
       ・創造者への参考資料として破片に複製武装錬金の姿が鏡映するため、慣れれば敵でも何が来るか予想可能。

       ・砲撃の威力は実際のサクロスと同じ。同じというが元が兵器なので人間は殺害可能。ホムンクルスでも並みの
      存在なら正面から制圧可能。変テコな特性の多いシズQ一派の貴重なアタッカーにして戦団でも後方支援が務
      まる優良武装錬金。

       ・月吠夜クロスはモノクル型の端末から炭酸ガス・レーザーを照射しつつ遠隔操作で発射を命ずる。ゆえに射出
      装置は大体いつも戦闘の蚊帳の外。戦士の大半の印象→「ミサイルどっから来てんの? 召喚系?」

○作者メモ
・創造者の名前が(元ネタ的に)一番手なのでプラチナ。サクロスはSACLOS。半自動指令照準線一致。
・シルバーイノセントの最愛効果で三角関係刺激されて揉めてる連中の横腹を突くのが本来の役割。
・直接砲撃するより、コソっと撃って『揉めてる当事者の能力を複製して』、その仲間に当てる方が効果的であるコトを月吠夜
 はあるとき発見した。揉めている相手の能力で攻撃された者は、もう、ダメである。手を出されたと勘違いし手を出すのだ。
・シズQ一派の人間性が良く出た連携である。洋画なら肩ドンとやりあった挙句の大喧嘩。泣き叫ぶヒロイン。破滅一直線。
・だがちょっかいを出された連中が赤青黄赤青黄の別系統なスーツ軍団と想像すると何というコトでしょう。誤解が解ける
 未来しか。
・駆けつけ騒ぎを収めるのは追加戦士組。別の場所で小競り合いするも意気投合していた追加戦士組。いちはやく陰謀
 に気付いた彼らの仲裁で戦隊2つ、誤解を解く。
・当年の敵が前年のラスボスの創造者相手に助勢すりゃあ完璧よ。
・てなプラチナサクロスは「複製能力は欲しいけど総角ほど便利なのはよくないなあ」から生まれた特性。
・オマケ程度に思っていたミサイルの火力が微妙に役立ち、且つ、月吠夜が何かと優秀だったので予想に反して最終盤まで
 生き残っていた。
・だが特性ガチャは便利というがご都合主義すぎるので、退場。だってコレ、「ここでこれ複製したら楽勝できる」ときに、
 「複製できなかったコトにしよう」がやれちゃう麻薬だよ麻薬。やばすぎ。
・敵に手の内知られた上で「あいつの5m圏内で炸裂したら誰々のやばい特性がコピーされてやってくるんで、気をつけよう」
 って警戒する敵相手に「どうやれば5m圏内で爆発させられるか」と駆け引きできるなら、味方と連携できるなら、ご都合
 主義感はだいぶ薄められるけど、「苦労の末どんでん返しで遂に出し抜き誰々のを複製できた! 行けー!」やるとそれ
 もう月吠夜が主人公だからね、既存キャラが食われてしまうよ。やりたかったけど。
・ソシャゲのガチャはしねえ。こちとらバイオハザードリベレーションズのレベル43PSG1タグ無しスロ+2が出る確率たる
 0.375%にすら絶望している身上よ。
・骨董品のパーツ作りは得意だが完璧に作った筈の部品がうまく作動しないと珍しくむきーって怒ってしまう月吠夜の隠れた
 一面から生まれた『複製と、爆発の』能力。怒ってる時はシズQですら「人生うまく行かないときもあるよ」といい友達の顔
 でモンブランくれる。それぐらい怖い。

・総角verは……使う必要あるんだろうか、火渡が火炎放射器持つようなもんだぞ。まあいいや。5m圏内→4m圏内。
 相性と印象からの再現率の上限80%ぴったりなのは、複製能力者同士気が合うからだろう。ただしガチャの乱数性は
 そのまま。狙った物を必ず当てられる訳ではないところは一緒なので、やはり総角が使う意味は……。ただし未知の敵
 の未知の武装錬金を引き当てられる部分は変わらず。そこから覚えて認識票で……というコンボなら有用性はある。
・むしろセルフ支援砲撃可能な部分こそインファイターの彼にはありがたいのではなかろうか。
・以降、追記。
・敵対特性は『ミサイルの破片が創造者を包囲、多面立方体に再現なく映る術者の姿で幻惑させ崩壊に導く』。鏡地獄。忍
 者月影抄や伊賀の散歩者でイジられた鏡地獄。
・月吠夜は射出装置を戦闘区域外によく置くため、それをコソっと殴られたりするとイキナリ鏡地獄でびっくりする。
・傍に置きさえすれば忍びは銃火器に弱いの法則で何とか鬩ぎ合える。プラチナサクロス破片に鏡映した兵馬俑の性能は
 本家と同じく。兵馬俑崩壊があるので、無銘にとってはかなりやり辛い相手。

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