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偽武装錬金ファイルNo.019 ノーブルマッドネス&ノーブルマッドネスβ



いろいろどろどろ。

偽武装錬金ファイルNo.019
ノーブルマッドネス&ノーブルマッドネスβ

ノーブルマッドネス

○核鉄シリアルナンバー XXVIII(28)
○創造者 チメジュディゲダール=カサダチ(26代目)
○形状 餝太刀
○メインカラー ゴールド
○特性 ・『富貴』金属組成ver。
       ・斬りつけた物の金属組成の『状態』を自在に操れる。
       ・変性の代償は創造者の生命。ホムンクルスの脆化であれば数秒の消費で済むが、卑金属を貴金属に変えるに
      には年単位の大小が必要。一見錬金術の秘奥に達しているようでいて不老不死とは真逆な『呪われた等価交換』。
       ・金属は気体にも液体にも変性可能。変性された金属は1気圧標準状態でも固体になるコトなく状態を続ける。
       ・対人戦闘でも凶悪な能力。傷口で血中鉄分を操作し心臓血管の径ぎりぎりの血栓にすれば大抵勝てる。
       ・『三態の転移』以外に操れる物は、温度、速度、酸化、電荷etc……。
       ・対象の金属組成は何度でも変更可能。
○特徴 ・気体液体問わず『不定形』になる能力の天敵。通常斬れない相手でも肉体に含まれる『核鉄の組成』を操り強制
      実体化させダメージを与える。火渡、サップドーラー、イソゴを制圧可能の貴重な特性。
       ・餝太刀自体の攻撃力は皆無。創造者の剣腕が総て。
       ・以上は『歴代チメジュディゲダール』の言霊を動員した時の性能。

ノーブルマッドネスβ

○核鉄シリアルナンバー XXVIII(28)
○創造者 チメジュディゲダール=カサダチ(26代目)
○形状 毛抜形太刀
○メインカラー 金色
○特性 ・認識汚染。
       ・『歴代チメジュディゲダール』の言霊を動員しなかった場合の姿。
       ・特性は『認識できない』。
       ・攻撃された者は太刀行きの速さ遅さ問わず必ず何らかの特性を疑うが、認識汚染によって特性を認識できない
      まま終わる。
       ・直撃しても回避できても、『何か恐るべき特性の攻撃があった』という漠然とした認識が残るのだ。だが結局いか
      なる特性のものかは突き止められず不安ばかり募ってゆく。
       ・認識汚染は野次馬にも作用。創造者の戦いを目撃した者は手の内を明かされたような気分になり、「なんてフザ
      けた特性だ」「あんなアホみたいな特性で勝てるとかおかしいだろ」と否定的な意見を漏らしてしまう。
       ・なおこの武装錬金の特性を音声ないし文字または図画に起草した場合、内容は自動的に『特徴』の方へ差し替
      えられる。『特徴』は以下の通り。

○特徴 ・攻撃された者は太刀行きの速さ遅さ問わず必ず何らかの特性を疑うが、認識汚染によって特性を認識できない
      まま終わる。
       ・直撃しても回避できても、『何か恐るべき特性の攻撃があった』という漠然とした認識が残るのだ。だが結局いか
      なる特性のものかは突き止められず不安ばかり募ってゆく。
       ・認識汚染は野次馬にも作用。創造者の戦いを目撃した者は手の内を明かされたような気分になり、「なんてフザ
      けた特性だ」「あんなアホみたいな特性で勝てるとかおかしいだろ」と否定的な意見を漏らしてしまう。

       ・同一次元上の他者が特性を知るコトは実務上不可能に近い。創造者ですら認識した瞬間”それ”が正しい物か
      疑い始める。
       ・モヤっとするばかりの武装錬金だが、卓越した剣腕の持ち主が使う場合、これがけっこう敵に効く。(無形の攻め)。

○作者メモ
・餝太刀(かさだち)とは金ぴかの刀。餝は難しく思えるけど所詮「飾」の異体字じゃけえ。
・『チメジュディゲダール』の核鉄は少々特殊。通常のアナザータイプの『前の使用者の武装錬金の形状を受け継ぐ』(カズキ
 の二本目の突撃槍(ランス)にバルスカの意匠がある、等)を独自に昇華している。
・『先代』の形状を反映するところまでは同じ。しかしXXVIII(28)には特殊な事情がある。継承時、その内部に、『先代の魂
 の99.9%』が残留するのだ。そのためこの核鉄はどれだけ長く使い込んでも、『歴代』のアナザータイプ的な形状を発動
 できてしまう。
・細かい計算は省くが、システム上、XXVIII(28)内の魂総量中最も多くを占めているのは初代の魂。二代目以降もぽつぽ
 つ混じっている。
・よって『先代の魂』は実質、『歴代』のもの。
・初代は肉体が滅んでなおこの世にしがみつく老害。世が世ならシリーズボスとして殺されるレベル。
・歴代の魂ありきのアナザータイプ的文法で発現する場合、武装錬金は、創造者本人の精神を反映しない。徳川慶喜が徳
 川慶喜らしいモンを出せるんじゃなく、家康から家茂の魂ゼンブをぐっしゃぐっしゃに合成した将軍融合体の趣味反映し
 た武器が出る、という訳。
・ただし形状じたいはどの代でも餝太刀で固定。特性も細部こそ違えど『富貴』をもたらす点では一致。
・が、先代たちの合議のような特性なので、継承者と合わないコトもしばしば。だいたいみんな思う。「歴代全員の特性ひと
 つひとつ切り替えて使えるほうが応用力あるだろ」と。
・でもそれはあまりに個性的だからね。個性的、だからね。
・歴代の魂なしでの発動も(救済措置として)可能。
・毛抜型太刀のβ版は普段づかいの武装錬金。26代目チメジュディゲダールこと毛戦愛本来の精神が反映された武装錬
 金。斬り合いの駆け引きで弱点なく優勢でいたいという実に人間らしい気持ちから生まれた特性。
・作品世界内では謎だがこちらでは特性の正体総て記載できた。ね、フザけた特性だったでしょ?

・総角verは無印とβ両方複製可能だが、前者は魂の累積がないため30%程度の再現率。後者の再現率に到っては計測
 不能。『特性を包み隠す特性』は再現率が低下すればするほど認識できる範囲が広がるが、同時に、認識すべき対象の
 『本質』の再現率もまた低下していくため、『見やすくなればなるほど、ぼやける』という矛盾した状態に陥りどれほど再現で
 きているか分からなくなる。
・しかし再現率が高ければ高いほど、『本質』への認識力に汚染の度合いを高めてゆく。それは複製に観察と理解を要する
 総角主税にとって致命的な出来事。『何を』『どれほど』再現できているのかやっぱり分からなくなるのだ。(DNA採取から
 の『5分間の完全再現』においても同じ。総角は26代目チメジュディゲダールにとってあくまでも『他者』。ノーブルマッドネ
 スβは本性を知らせない)
・物理攻撃のコンボには決して組み込めない能力。だがマシーンやアリスのような精神攻撃の支援になら最高。敵は頭が、
 へんになる。
・以降、追記。
・敵対特性。
・ノーブルマッドネスの場合は創造者が徐々に金属溶融をきたす。
・ノーブルマッドネスβの場合は、思考の混濁。『この武装錬金の特性を考えるのをやめるんだ』という思いに駆られる。だ
 が同時に『そう考えるという時点でこの武装錬金の特性を考えるのをやめていないじゃないか』という思いも生じる。後は
 自らへの反駁が反復。『考えるのをやめよう』と考え続けると狂おしくなってくる。βの敵対特性はそれを更にひどくした物。
・師範の剣腕は兵馬俑をまったく寄せ付けない。聖女>銃>剣聖>忍者>剣客。忍法帖の原理。

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