TOPへ
インデックスへ
偽武装錬金ファイル001〜009へ
前へ 次へ

偽武装錬金ファイルNo.005 ハイテンションワイヤー



総ての真髄を捉える。

偽武装錬金ファイルNo.005
ハイテンションワイヤー

○核鉄シリアルナンバー LXXXIII(83)
○創造者 栴檀貴信
○形状 鎖分銅
○メインカラー 鎖部分……オールドシルヴァー 分銅……サンフラワー
○特性 ・エネルギーの抜き取り。
       ・ジャストミートの瞬間、攻撃対象のエネルギー(運動/生体)を抜き出す。

       ・以上。シンプルだがそれだけに汎用性は高い。理論上は敵の攻撃総てを無効化できる能力。打撃技は元より
      エネルギー波や爆発や火炎、毒ガス、銃弾と行った攻撃も、特性さえ適用できれば防げる。

       ・ただし、エネルギーの抜き取りは自動ではなく手動で行うため、ジャストミートさせるだけの技量とそれを見極め
      る眼力が必要。達人レベルになれば細菌などの不可視かつ膨大な物質も防げる大器晩成型。

       ・抜き出した生体エネルギーから記憶を探るコトも可能。

       ・貴信は、抜き取ったエネルギーを、肩にある「貴信ぶくろ」に貯めており、後述する星の技のエネルギー源として
      いる。鎖分銅は、掌(ホムンクルスの捕食孔)に納められており、相手から奪ったエネルギーは手を通って肩へ
     行く。

○特徴 ・星の技のうち現在確認できるものは以下の通り。

      「流星群よ、百撃を裂け」 …… 無数のエネルギー弾を浴びせる。基本にして得意技。
      「伯耆星よ、不落を穿て」 …… エネルギーを星型分銅に集中、爆発的に加速させる。
      「星の光よ、瑕疵に抗え」 …… 蓄えた生体エネルギーを回復に転嫁。相手を癒す。
      「超新星よ、閃光に爆ぜろ」 …… 全エネルギーを光球にして打ち出す超必殺技。

      なお、星の技は貴信/香美の生体エネルギーを用いても使用可能。ただし体力や精神力を著しく消耗する上、
      放出後は世界総てを許せるようなそれでいて何もかもカッタるいような微妙なテンションになるため、主に抜き取
      ったエネルギーを使っている。

       ・超新星については鐶も模倣可能。特異体質で貴信ぶくろを作り、電線などの外部電源から蓄えて放出する。
      ただし星の光……回復への振り分けはできない。

○作者メモ
・鎖分銅なのは直感で。テンション高い奴が使うワイヤー(みたいな武器)というコトでこの名前。元ネタは聖剣伝説3のボ
 スBGM。
・エネルギー抜き取りは、格ゲーで、攻撃ヒット後さらにP。で発動する感じのアレ。タイミング命。
・小細工がない分、秋水のような武芸者との戦いは非常に骨太で映える武装錬金。
・忘れがちだけど、先端の分銅は☆型で黄色い。
・総角verのエネルギー抜き取りのタイミングは0.3秒ほど余裕がないので本家よりシビア。抜き出せるエネルギーも全体の
 6割程度で完全な無効化は不可。その条件下で総角はマシンガンを凌ぐ。(貴信にはできない)。技量さえあれば多少の
 劣化もカバーできる武装錬金。
・ただし貴信の星の技は一切使えません。>総角。過去編序盤の鐶を見ても分かるように、ヘタに真似すると自分の身が
 壊れます。栴檀ズが使って無事で居られるのは、貴信ぶくろがあるからです。
・貴信ぶくろはエネルギーを溜めるだけでなく、技に応じて流速を早めたり遅くしたりする効果があります。いわば貴信ぶく
 ろはエネルギーの心臓です。貴信たちは貴信ぶくろを使えるよう特訓しました。掌の捕食孔から肩、それから全身に至る
 経路を使いこなせるよう修練しました。だから無事でいられるのです。
・貴信ぶくろは、たらの新芽と一緒に薄く衣をつけてカラっと揚げてポン酢かけるとおいしいです。
・戦闘時は、2人のうち表に出ていない方が、放出の瞬間、最大の威力になるよう安全調整しています。星の技。とはいえ
 基本コレに頼りきりの香美。彼女自身の武装錬金は……?
・以降、追記。
・不器用で社会とうまく付き合えず、すぐたわんで明後日の方向に行ってると自責する反面、人間として大事な一点だけは挫
 けず見据え続けている貴信の人格が反映された鎖分銅。
・敵対特性発動時は、心臓の鼓動一回につき一度、『創造者の全身からその輪郭型のエネルギーが抜去される』。抜去の
 都度脱力感と虚脱感が襲い来るため集中力を保つのはよほど強靭な精神力の持ち主でもない限り不可能。
・打撃も特性も、『敵に当てる』必要があるため、接触発動型の兵馬俑との相性は非常に悪い。ロングレンジからの一撃は
 殴れば終わりのカモである。年上だが3年後輩の貴信は無銘にとって『三号生から見た一号生』。よく先輩風を吹かせ
 てシゴいた。
・でも他の奴に貴信を痛めつけられると、立腹。
・貴信にとって天敵兵馬俑が身近に居たのは幸いだった。『ジャストミートできたとしても、同じ接触型のカウンターが来る
 場合もある』というのを訓練の中で骨身に刻めたため、元一般人ながらめきめきと腕を上げた。
・いまひとつの僥倖は、短期間とはいえミッドナイト=キブンマンリと同道したコト。中国武器万物変化の『流星(リウシン)』は
 鎖系統の武器にもなるのだ。よって貴信の基礎は中国流。
・作中、『星』に対するエピソードがない貴信が技名を『星』で縛っているのは──…

前へ 次へ
偽武装錬金ファイル001〜009へ
インデックスへ
TOPへ