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偽武装錬金ファイルNo.022 ピアッシングトランスポーター
直訴が、来る。
偽武装錬金ファイルNo.022
ピアッシングトランスポーター
○核鉄シリアルナンバー XLI(41)
○創造者 入尾騎士
○形状 ラム・ダオ
○メインカラー 青銀 シュプリーム
○特性 ・ダメージ貫通
・『敵能力』に対する斬撃(ダメージ)をその創造者へとダイレクトに伝える。
・『敵能力』とは『武装錬金本体ならびに付属物、ならびにそれらの特徴または特性の効力下にある物』を指す。
・気体または概念との同化能力、液状化といった不定形な相手に物理ダメージを通せる能力。
・自動人形にも有効。遠隔操作や大量生産にとっては天敵。
・ダメージ自体はピアッシングトランスポーターを振るう者の腕力に依存。
・攻撃速度も使用者の剣腕に左右される。
・銃砲火器の高速連射は不得手。
・シルバースキンも貫通可能。どんな防具でも「上から」ダメージを通す。
・特性発動時にこの武装錬金の直接打撃を受けた『敵能力そのもの』は破壊されない。あくまでダメージは「本体
に貫通」。攻撃を加えた武装錬金やその付属物を破壊するコトはできない。攻撃を打ち落とせない能力のため、
突然の攻撃を受けた味方を救うコトはできない能力。要人護衛にも不向き。
・武装錬金特性がもたらす突然の狙撃から自分を守るのも不可能。
○特徴 ・敵能力に属さない物体は通常の剣同様、傷を受ける。能力か否かは自動(オート)で判定。入尾はそれを逆手
に取り、「眼前にある物が能力で生まれた物か否か」、斬って判定するコトもある。
・武装錬金を握っている者が本当に本体なのか否かの見極めも可能。
・リヴォルハインに感染した『社員』たちを斬るだけで土星にダメージを累積できた能力。(支配解除は不可)
○作者メモ
・ゲームで、バリア持ちがダメージ貫通してオーバーキルされたらさ、快感じゃない? それ。そんな能力。
・こそこそと影に隠れず正々堂々勝負するんだ! という入尾のまっすぐな思いが醸造した能力。
・ちなみに小札のホワイトリフレクションや鳥目の集束ウォーエンドノーマネーを攻撃した場合、『彼女らにダメージは通る
が、入尾自身は吹っ飛ばされる』。盟主の特性合一も同じ。ダメージは与えられるが、返されもする。
・あらゆる防具の意味を失くすため、実はたいへん強い能力。ヘルメスドライブの記録した場所や人を斬り千歳にダメージ
を……といった使い方も可能。コネクトアラートやゴットフューチャー、『人の名や姿を記録し特性に活かす』武装錬金の
創造者にも遠方から一撃加えられる恐るべき後衛殺しの能力。(ゴットフューチャー二度目の撮影までのプロテクトにある
者はダメージ貫通でも死なない)
・近接戦闘においても、サンライトハート以外の武装錬金総てが、サンライトハートのような『心臓代用品からできた武装錬
金』扱いされてしまう能力。武器破壊がダメージになるのは、武器戦闘において脅威。
・シークレットトレイルの亜空間埋没にも有効。忍者刀で『入り口を開かれた』亜空間は、根来のDNA含有の有無で入場を
判定する『特性効力下』にある。
・あくまで入尾の定義だが、亜空間は水いっぱいの水槽。人間その他の現空間の物質は白いピンポン玉。通常それらは
水には沈まない。だがシークレットトレイルは『根来のDNAを含む物質と反応して鉛を作る』ような薬剤を水中に散布する。
白いピンポン玉は表面に根来のDNAを織り込んでいる場合、亜空間に溶解した薬剤と反応し、鉛を纏い水へと沈む。根
来やその髪を織り込んだ衣服が弾かれるコトなく亜空間に滞在できる理由はそういう『対亜空間の重し』にあると入尾は
定義づけている。
・よって埋没を補助する薬剤(=特性)の充満する水中(=亜空間内)はシークレットトレイルの効力下にあるといえる。その
ため根来の血を塗ったピアッシングトランスポーターが亜空間内を攻撃した場合、ダメージは根来へと貫通する。
・激戦には無力。回復途中で攻撃されても高速自動修復はたちどころに治す。
・バブルケイジへの攻撃によって円山に手傷を負わせられる反面、風船爆弾そのものは破壊できないため円山任意のタイ
ミングで破裂を受けてしまう(身長を吹き飛ばされる)リスクがある。設置系武装錬金相手の、共通の弱点。
・巨大武装錬金内部に潜り込み、ちくちくちくちく本体に貫通を与えるゲリラ戦の、エキスパート。
・サテライト30は『全員が等しく本体』のため、貫通ダメージは総ての分身に等分割されてしまう。よって一体あたりへのダ
メージは微量。ムーンフェイス全員があと一撃で死ぬ状態であれば全体同時撃破も可能だが、数があまりに多すぎるた
め実務上達成困難。
・エネルギードレインの波濤を斬ったダメージはヴィクターに行くが、その傷は吸収された入尾自身のエネルギーによって
すぐさま回復するため打倒は困難。(戦士一同は基本、ヴィクターを抜けない)
・精神攻撃への有用性は半々。幻覚の類を解除できる能力ではない。惑乱中自傷をすれば敵能力者にダメージが貫通す
るが、自身も傷つくため実用的とは言いがたい。
・が、マシーンの起こす銀鱗病を適当な野良ホムンクルスへと押し付けた場合、有用性は跳ね上がる。混乱する弱い怪物
を斬るだけで迎撃能力とみに高いリバース=イングラムに大ダメージを与えられる。
・マシーンの通常弾フルオート射撃には無力。
・スピリットレスを斬ると『ダメージは通るがピアッシングトランスポーター自身は接触に応じた分解をされる』。捌ききれない
量を連射されればラム・ダオは入尾もろとも終わる。
・ただし月吠夜の傍に入尾が立って、プラチナサクロス撃ちまくれば破片からのダメージ貫通で割と一方試合になる。破片
だったら別に分解されても特に損した気分にはならない。
・ブロンズカリキュラムの『クリケットモード』のクローズ領域に攻撃した場合は、クローズ領域特有の『攻撃を幸運によって
無力化する作用』の方が優先される。別方角から攻撃されれば終わりというリスクを背負っている分、クローズ領域はい
かなる能力であっても弾く。
・ハイテンションワイヤーは激突時に発動するダメージ貫通の『エネルギー』を抜去できるので隠れた天敵。(ただしタイミン
グをあわせるには相応の眼力と手腕が必要)。
・総角verは斬撃のダメージのうち最大でも62%までしか本体に貫通しない。貫通の対象となる範囲は本家と同じ。
・もちろんディプレス相手のプラチナサクロス+これのセルフ連携も可能。
・ホムンクルスの総角が手にしたラム・ダオは高出力(ハイバワー)によって人間の入尾では到達不可能なダメージを弾き
出す。よって実は、再現率の、貫通ダメージ率の、低下はそこまで深刻な問題ではない。(しかも総合破壊力は剣術の技法
で更にアップ)。
・殴られた瞬間ダメージが完遂するので、特性で破る頭脳戦が実にやり辛い『強い能力』。ゲームなら間違いなく壊れスキル。
・以降、追記。
・リトミックの回避用音波を殴った場合音羽は貫通ダメージを受ける。『回避行動をキーに発動する能力』かつ『体内から来
る攻撃扱い』のため、回避は不可能。通常の斬撃またはその波及攻撃ならば回避は可能。
・敵対特性を受けた場合、創造者は『無作為の貫通』を受ける。ラムダオが肉体のどこかを刺し貫いたという『結果』だけが、
倒れるまで群発するのだ。頭、胸、腹、手、足……ラムダオは貫くたび瞬間移動しまた再び別の場所を貫く。過程はない。
気付けば刺されている。倒されるまで対処不能の貫通が術者を襲う。
・この武装錬金は自動人形使いキラー。殴りに来た兵馬俑越しに無銘を返り討ちするのはけっこう現実的にありうる出来
事。
・撃破数20位以上の戦士は音楽隊でも楽勝とはいかないレベル。トップ3には鐶ですらちょくちょく負ける。
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