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偽武装錬金ファイルNo.025 グラフィティ



痛いのちょうだい!!

偽武装錬金ファイルNo.25
グラフィティ
○核鉄シリアルナンバー XCIV(94)
○創造者 サイフェ=クロービ(干戈正午)
○形状 黒帯
○メインカラー 消炭色 留紺(とまりこん)
○特性 ・武装錬金複製とその段階的強化。
       ・強化は感覚の喪失と引き換えに行われる。以下はそのリスト。

       レベル1 味覚を失う。創造者が相手武装錬金に触れた時点で自動発動。複製準備に移行。
       レベル2 嗅覚を失う。代わりに相手の武装錬金を複製。(以下複製品のレベルを『黒レベル』とする。
       レベル3 触覚を失う。黒レベルを「現時点の相手の通常時」と同じにする。
       レベル4 聴覚を失う。黒レベルを「現時点の相手の覚醒時」と同じにする。
       レベル5 視覚を失う。黒レベルを「極めた相手」と同じにする。
       レベル6 痛覚を失う。黒レベルを「レベル5よりも極める」。
       レベル7 統覚を失う。黒レベルを「究極を超えた究極巨大形態」にする。

       ・統覚とは注意力。取り扱いへのそれが失われるため、複製物は暴走状態に陥る。

       ・複製武装錬金はその戦闘限りの使い捨て。プールして呼び出すコトは不可能。
       ・ソウヤ戦終盤でビスト、ハロアロ、ヌヌ、ブルルの能力を複製していたのはサイフェ自身の『マレフィックアース化』
      の成せる技。

○特徴 ・複製のグレードが上がるたび創造者は弱体化する諸刃の剣。サイフェは持ち前の適応進化と戦闘勘で感覚喪
      失を補っているが、無邪気さゆえに攻撃は直線的。搦め手を用いる敵から思わぬ罠を喰らうコトも。
       ・複製物を格闘の補助に使うのがサイフェの戦闘スタイル。年齢相応の、のびのびとした発想で扱うため、戦闘
      巧者ほど却って読み辛い。
       ・サンライトハート改やライトニングペイルライダー壊といった『肉体または精神の劇的変容によるバージョンアップ』
      は見ない限り再現不可能。
       ・実は黒レベル4以降の『形状』は『黒帯創造者が複製時点における相手から』想像した強化形態。つまり「ぼくのかんが
      えた〜」であり実際の物とは違う。(性質面は後述)。よって公式的な劇的変容の姿とは一致しない。
       ・サイフェのレベル6は上記のほか、『鎧として着用可能になる』。サイフェの趣味と拘りが反映された分解と装着
      の形態。
       ・サイフェは英語がさっぱりなので、黒レベルは「いち、に、さん、よん、ご、ろく、なな」の発音。
       ・黒帯自体には何の攻撃力もない。そのためこのテの系統らしく『非常に頑丈』。柔らかい素材だが対刃対爆は
      シルバースキンクラス。頤使者兄妹級でない限り破壊は難しい。
       ・サイフェはリボン代わりにし、短めのツーサイドアップを作り上げた。

○作者メモ
・「Graffiti」はスケットダンスのOP。これもボツになった幹部の名前。ライザ編はLiSTとか天辺星さまとかが急遽幹部に
 なるコトになったので、幹部の方でも上書きが多発した。場合によってはシズQ一派が三体融合で幹部になっていたか
 もしれない。
・サイフェが頤使者兄妹編の大将になったため複製+その成長を武装錬金特性に。
・どんどんどんどんゴテゴテしていくのはたぶん、むかし朝目新聞で見た戸愚呂弟の強化ネタ画像の影響。どんどんどん
 どん超自然的な超哲学的な方向へ進化してくの。
・なんにでも好奇心を持ち扱いたがる『知育』の言霊から生まれた武装錬金。どんなカードの代わりでも務まる『ジョーカー』。
・相手が誰でも満遍なく対応できる能力。天賦の上に地道な研鑽を積み重ねたサイフェの格闘能力は何が加味されても
 脅威となる。
・刃物系統の武器は持ったり棒高跳び。射撃系統は零距離で自分の巻き添えも構わずフルオート。精神系統は生じた隙
 を容赦なく叩き、爆裂系統は所構わずブッパ。亜空系統は奇襲のレパートリーが増大。
・モーターギアですら『加速』『旋鋸』でひどい使い方をするのがサイフェ。
・全武装錬金のレベル1〜7は、詳しく書くと死ぬ。読むのもしんどい。ので箇条書きにて。
・1は待機モードのみ発動可能。
・2は本家の初発動時クラス。
・3で現段階の通常時。
・4は弁当を食う戦部や第三段階ヴィクターの腕斬った時の剛太のような『起死回生的な爆発力を常態にする』。
・5は熟練度の複製。毒島の毒ガス知識やリバースの特殊弾編纂といった各人固有のスキルまでもを複製。
・6は鎧への変換機能を獲得。鎧は本家の特性を反映。三叉鉾なら蝶・加速。忍者刀なら亜空間へロケットパンチ。
・7は本家の100倍巨大化。男爵も潜水艦も100倍巨大化。
・レベル4以降のソフトウェア面的強化は、マレフィックアース化できるサイフェならではの恩寵。『知育』の言霊によって閾
 識下から爆発力や固有スキルの情報を吸収、戦闘終了時までという条件付で自在に扱う。
・ただしアース化で複製した武装錬金の方は黒帯の特性適用外。複製できるのはあくまで『戦っている相手の物』のみ。
・6が鎧なのは、サイフェ自身を自動人形とみなすため。『姉は自動人形を使う』。妹いもうとしているがミッドナイトにとって
 は『姉』であるため、『レベル6は自動人形扱い』。
・総角verは再現率49%。『複製能力者』且つ『しかし本命は武技』のサイフェは一つの師匠であり気脈は通じているが、
 元が『知育』の言霊の加護大いに余りある武装錬金のため、頤使者ならぬ総角では約半分の再現が精一杯。
・認識票で複製した他の武装錬金を強化できるのは、『自分を戦闘相手』と意図的に誤認識するため。
・コピーをコピーするため性能向上の幅はサイフェに劣る。
・レベル1から4は本家より必ず下になる。
・レベル5における『各創造者の固有スキル完全コピー』は無し。ソフトウェア面でのアップデートはなし。
・その代わり、認識票の『再現率80%まで』という上限は撤廃。ハード面では100%完全再現可能に。
・(※ ビストバイ、ハロアロ、サイフェ、ミッドナイト、ライザたち頤使者の武装錬金は除く。言霊がないため80%止まり)
・ただしレベル6の鎧変換は完全再現と択一。鎧にする場合は従来の再現率に、完全再現する場合は鎧変換不可にそれ
 ぞれなる。
・ワダチだけはレベル6で『メルスティーンの固有スキルたる破壊の手管ならびに飛天無限斬』を獲得可能。これは総角の
 細胞に含まれるメルスティーンの性向や技巧が引き出されるため。
・レベル7は『不可能』。これはサイフェだけに許された特権。
・感覚喪失はサイフェと同じ。常態化しているサイフェと、たまにしか味合わない総角では流石に喪失時のキレが違う。五感
 を無くした状況への『慣れ』はサイフェならではの固有スキル。
・そのため複製強化時に感覚喪失は本家以上にリスキー。というより、本家がリスクと思わなすぎ。聴こえなくなったら痛いの
 が来てラッキー、視えなくなったら痛いのきたらラッキーとぐらいにしか思っていないサイフェの方がおかしい。
・戦闘中に聴覚や視覚を失くす怖さを怖さと認める総角の感性こそが普通で正しい。
・キラーレイビーズのような自動人形系またはエンゼル御前やゴットフューチャー、マシーンのような自動人形付属の武装
 錬金を強化の相手に選んだ場合、感覚喪失はある程度だが補われる。自動人形の見聞きした情報は『脳内に直接流れ
 てくる情報』のため。
・それら以外の武装錬金を成長させてから自動人形だけ出して……というのは不可。認識票は2枚。1つを黒帯、もう1つを
 強化したい武装錬金で埋めたら自動人形は出せなくなる。
・強化後に黒帯を引っ込めた場合、強化は取り消される。(感覚喪失も)。強化した武装錬金を引っ込めても同様。
・なお、『感覚を強化する武装錬金』を黒帯で強化した場合、該当する感覚は喪失しない。視覚を強化する武装錬金を視角
 喪失のレベル5にしても変わらず見える。これはサイフェの場合も同じ。
・掛け合わせについては「無いに等しい」。元からして掛け合わせのような能力のためフォースクラムで「混ぜる」の機会は
 少ない。せいぜい4つ同時発動のさい、他3つを一括強化する程度。
・黒帯をハードウェアにして様々な攻撃を仕組む……というのは地味だがそれだけに意表を衝ける手段。
・続いて、敵対特性。
・ミッドナイト編の屍部下サイフェにやったのは『サイフェ自身の適応と進化』に対する敵対特性。今回は『黒帯の複製と強化』
 に対する敵対特性。
・そのときサイフェが複製している武装錬金が彼女並みの適応と進化を獲得。レベル1から6の強化を経て、7の超巨大が
 戦闘不能になるまで攻撃を加える。無銘が真向勝負中であれば兵馬俑が、無銘が影から乱入したなら他の武装錬金が、
 それぞれそうなる。
・けれどもうお気づきだろう。サイフェには適応と進化がある。敵対特性を喰らってもその傍から強化して再生するので千日
 戦争。実際、屍部下の彼女もそんな風になったし。
・軽く究極生物。どうやって死んだんだどうやって。

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